ホールアウトし、キャディーを務める元甲子園球児の父和人さん(左)と話す片岡大育 Sansan KBCオーガスタ第2日(23日、福岡・芥屋GC=7274ヤード、パー72)6位で出た片岡大育(だいすけ、35)=Kochi黒潮CC=が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーで単独首位に浮上。2017年以来のツアー4勝目を狙う。1打差の2位に香妻陣一朗(30)=国際スポーツ振興協会。さらに1打差の3位に小斉平優和(こさいひら・ゆうわ、26)=太平洋クラブ=ら4人がつけた。
父と力を合わせ、輝きを取り戻した。7年ぶりの頂点を狙う片岡大育が単独首位に浮上。「久しぶりで緊張しますね」と笑いながら応じた取材で、「一気に調子がハマってきているという感じです」と明かした。
前半の14番(パー4)で、残り117ヤードの第2打をピンそば1メートルにつけてバーディー。8番(パー3)も「狙ったところにビシッといった」と5メートルにつけて伸ばすなど、7バーディーを奪った。
2015~17年に3勝を挙げたが、19年にシードを喪失。復活を目指す今季も9試合で予選通過は1度だけ。「ショットの調子が悪くて、イップスくらいだった」と苦しんでいたが、試合がなかった前週を利用し、スイングやクラブを調整。「やっと14本クラブがそろって、スイングの意識もいい方向に向かっている」と、復調のきっかけをつかんだ。
通算11アンダーで首位の片岡大育今大会は6月の「ツアー選手権」に続き、父・和人さん(63)がキャディーを担っている。息子は「キャディーは15年ぶり。おせっかいなのであまり聞かないようにしている」と照れ笑いしながら、「普段通りプレーできる」と感謝する。和人さんは高知高の野球部で、箕島(和歌山)が制した1979年夏の甲子園に出場。背番号15でベンチ入りし、ベスト8まで進んだ。この日も気温35度を超える猛暑だったが「僕も元甲子園球児ですから夏は強い。負けじとついていきました」とどこ吹く風だった。
「まさかトップに立てるとは思わなかった。この調子を続けていきたい」と片岡大。心強い味方とともに、復活への道を突き進む。(鈴木和希)