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横浜が桐光学園との強豪対決制す 2年ぶり21度目へあと2勝 為永皓が一発など3安打2打点/神奈川大会

桐光学園に勝ちベスト4に進んだ横浜ナイン=サーティーフォー保土ケ谷球場(撮影・塩浦孝明)

第106回全国高校野球選手権大会神奈川大会(20日、横浜9―2桐光学園=七回コールド、サーティーフォー保土ヶ谷)準々決勝が行われ、横浜は桐光学園に9-2で七回コールド勝ち。為永皓(ひかる)内野手(2年)が本塁打を含む3安打2打点の活躍だった。

強豪校同士がぶつかった注目のカードで輝いた。横浜OBのソフトバンク・近藤に憧れる5番の為永が四回、桐光学園のエース右腕・法橋の直球を一閃。引っ張った打球は、ファンの多さで開放された右翼外野席へ届いた。

「四回は真っすぐを狙っていた。(右翼フェンス直撃の三塁打を放った)六回は先頭で塁に出ると思っていて、自分の中ではボールが乗ってくれた」

3安打2打点の為永は声を弾ませた。力強いスイングを目指し、オフのウエートトレーニングで体重を4キロ増やした成果が出た。

大会前、打撃投手を務めた村田監督は為永の調子の良さを感じ、5番に抜てきした。「(打順は)もっと後ろと思っていたけど、調子がいいので5番にした。いい形で打ってくれた」とたたえた。

冷静さが際立った。六回1死一、三塁の守備で、ゴロを捕球した横浜の二塁手が、激突した桐光学園の一走にタッチはしたものの苦痛でプレーが止まった。その後「守備妨害では?」と村田監督が何度も伝令を送り、審判団に質問をくり返した。

昨夏、慶応との決勝。遊撃手の二塁ベース接触が認められず、併殺をとれなかった。その後、逆転負けにつながった苦い経験がある。判定は覆らなかったが、村田監督は「昨年、『あれ?』という感じで(試合を)続けてしまった。今度は私も戦っているということを伝えたかったし、選手も判定に納得してから再開を、という気持ちだった」と何度も審判に伝令を送った意図を説明した。

試合は六回裏に6点を挙げ、七回コールド勝ち。為永は「監督が結構速いボールを投げてくれて、練習の成果が出た。準決勝、決勝で打たないと意味がない」と、2年ぶり21度目の夏の甲子園へ突き進む。(赤堀宏幸)

■為永 皓(ためなが・ひかる) 2007(平成19)年10月13日生まれ、16歳。横浜市出身。小1で野球を始め、六ツ川中時代は、硬式の中本牧リトルシニアに所属。横浜高では1年春ベンチ入りも夏は外れ、秋から三塁手でベンチ入り。173センチ、80キロ。右投げ左打ち。理想の打者はソフトバンク・近藤。

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