新宮・新翔連合チームが勝利し、笑顔で駆け寄る新翔の西内(左)と新宮の小堀 第106回全国高校野球選手権大会和歌山大会(15日、新宮・新翔連合チーム10-5向陽、紀三井寺)新宮・新翔連合チームが夏初戦の2回戦で甲子園出場春夏22度の伝統校・向陽を下し、和歌山の夏の大会では初となる連合チームでの勝利を果たした。
春夏通算10度の甲子園出場経験のある古豪・新宮が12人、同じ新宮市内にある新翔は3人の計15人の混成チームが15安打10得点の猛攻で快勝した。
連合チームを率いた新宮の畠敏紘監督は歴史的ともいえる1勝を喜んだ。
「去年の新チームから合同でやらせていただいて、チームワークを一番大事にやってきた。なんとかみんなで声をかけてカバーしながらやってきた」
一回、いきなり無死二、三塁のチャンスを得ると坂地壮内野手(3年=新宮)が左前打を放って先制。さらに1死二塁から連合チームの主将・引地秀捕手(3年)の中前適時打で1点を加えて2点をリードした。引地は五回にも適時二塁打を放つなど4安打4打点の大暴れ。「ほんとは守るチームだが、今日は特別、安打が出た」と気持ちよさげに振り返った。新宮は昨年は単独チームで準々決勝に進出。「ベスト8で終わらず、甲子園を目指す」とさらに前進を狙う。
また、新翔の3選手の一人で4番の西内佑典内野手(3年)もいずれもタイムリーとなる2安打2打点と活躍。昨夏は別の学校と合同チームを組んだ。夏の大会後は上級生が何人も抜け、部員は一人だけと寂しい状況となったことで野球の継続を迷った時もあったという。だが、同様に部員8人と少なくなった新宮側から連合チーム結成の声がかかり、道が開けた。 新宮のメンバーには小学校時代にプレーした那智勝浦少年野球チームのチームメートが多く、チームワークの面で支障はなかった。「野球を続けていてよかった。うれしいです」と初の合同チームとしての勝利を喜んだ。