ピンクバットの阪神・近本光司=横浜スタジアム(撮影・安部光翁) サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(76)が「色」について考察。12日の母の日に、ピンク色に染まった球場を目にして、「いろいろ」思うことがあったようで…。(構成・内井義隆)
「ピンクと聞いて、何を思い浮かべる?」
--今回はクエスチョンから入りますか。ピンクとくれば…映画とか
「エモトのまわりには、そういう人が多い」
--ピンク…レディーもいます
「もう結構(笑)。実は母の日に、球場のあちこちでピンクを目にしたことを思い出して、聞いてみたのよ」
--そうでしたか。あの日は「NPBマザーズデー」で全6試合、選手らがピンクのアイテムを身に着けました
「なぜピンクなのか。アメリカをまねているのだろう。母に感謝の意を表す。それを否定するつもりはない」
--はい
「ただ、日ごろから当たり前のこととして、感謝はしているよね。やるならいっそ、母親は入場無料とか、あってもいい。まあ、そうすると、子供のいない女性や、父の日はどうするかなど、さまざまなことがついてまわるけど…」
--わかります
「それに全員いっせい、アンパイアまでピンク、というのもいかがなものか。そもそもチームカラーやスクールカラーはかつて、色分けがはっきりしていた。いまや巨人のユニホームはどこか阪神に似てきているし、黒VS黒で、どっちがロッテかオリックスなのか、こんがらがることもある」
--いわれてみれば
「競う場、戦う場でではやはり、色分けをしてもらいたいよね」
--同感です
「なにより、チームカラーという言葉には、色だけではない要素を含んでいる。球団の方針や、チームの戦略、戦術。それらをひっくるめて、チームカラーというわけだ」
--確かに
「したがって、本日の結論。皆さん、チームカラーを大いに発揮して、ペナントレースを盛り上げてください」