1軍昇格から3試合連続安打と好調の阪神・井上広大外野手(22)が13日、中日戦に備えて愛知・豊橋市に移動。さらなる活躍に向けて意気込んだ。高卒5年目でブレークを目指す若き大砲について、近鉄などで通算465本塁打を放ち、指導者としても多くの好打者を育ててきたサンケイスポーツ専属評論家の土井正博氏(80)は、昨季途中から取り組むノーステップ打法を高く評価。今後の見通しについても語った。
好調の若虎がチームを勢いづける。昇格即3戦連続スタメンで戦った井上は、中日戦に向けて意気込んだ。
「しっかりと準備をして試合に入っていくというのは大事。いろいろな準備があると思うので、そういう面を怠らずにやりたい」
勢いをつかんで一気に存在感を高めた。ウエスタン・リーグ25試合で打率・344(90打数31安打)、4本塁打、17打点と打ちまくり、10日に今季初の1軍昇格。同日のDeNA戦で先発起用されて適時打を放つと、11日にも適時打。12日はプロ初の「1番」に抜擢(ばってき)され、3試合連続の安打を放った。森下や前川、ノイジーらライバルが多い外野陣に割って入るだけの結果を積み重ねている。
打撃の取り組みで目を引くのは、昨年7月ごろから取り組むノーステップ打法。秋季キャンプでも井上の打ち方に目を光らせた岡田監督は、昇格決定時に「ノーステップ打法が身についてきたんやろ」と話していた。
土井氏は、打撃フォームの変化が結果に結びついていると評価した。
土井氏「ノーステップの良さは、やはり確実性が増す点にある。肩や腰が地面と水平に回って、バットがスムーズに出ている」
一方、ここまでの4安打が全て単打であることも指摘する。
土井氏「反動がつかない分、ノーステップは飛距離が落ちる傾向もある」