三回、中前への2点打で今季71打点とした大山。虎のレジェンドたちに続いた(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、ヤクルト3-9阪神、23回戦、阪神16勝6敗1分、23日、神宮)大山が虎のレジェンドたちの仲間入りだ。三回無死二、三塁でロドリゲスから中堅への2点打を放って今季71打点とし、5年連続でシーズン70打点をクリア。藤村富美男、田淵幸一、掛布雅之といった歴代の「ミスタータイガース」たち、さらにはランディ・バース、金本知憲と時代を彩った最強スラッガーたちに続く、球団史上6人目の快挙となった。
「(打席を)無駄にしないように、やっています」
8試合連続の安打とした後は六回無死一塁でも左前打を放ち、21日の巨人戦(甲子園)での3安打に続くマルチ安打。14日に18年ぶりのペナント奪取を達成した後の7試合では全イニング出場して打率・500(26打数13安打)のハイアベレージを残している。
休むことなく、一貫して目いっぱいのプレーを続けている。本拠地の甲子園の試合時は午前中の早い時間帯に球場入りし、室内練習場で入念にバットを振り込むなど準備を怠らない姿勢はまったく変わらない。
「打撃、守備、走塁でまだまだレベルアップしないとなと思っていますし、個人だけでなくチームとしてもすごく大事な試合になってくる」
レギュラーシーズンの日程終了まで8試合残している。先に見据える10月のクライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズでのパフォーマンスは、今の時期の過ごし方が左右する。そう信じるから、いつまでもリーグVの余韻に浸っていない。一切ぶれることなくグラウンドに立ち続ける4番打者がいる限り、今季の猛虎は揺るがない。(上阪正人)