2回、適時二塁打を放つソフトバンク・甲斐拓也=ペイペイドーム(撮影・渋井君夫) (日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク13-5中日、1回戦、ソフトバンク1勝、30日、ペイペイD)14安打で13点を奪い、鷹が得意の交流戦を大勝発進だ。そろいもそろって暴れた侍メンバーの中でも、驚きの大爆発を見せたのが「9番・捕手」の甲斐だ。本塁打を含む3安打3打点。打点を挙げた試合の不敗神話は、昨季から継続し28連勝に伸びた。
2回、適時二塁打を放つソフトバンク・牧原大成=ペイペイドーム(撮影・渋井君夫)「結果としてそうなっているのであれば、良かったなと思います。僕が塁に出られればいい打者がたくさんいる。チャンスが広がるのでそう思ってやっていきたい」
まずは1-0の二回2死一塁で、福谷から左翼へ適時二塁打。5-2の四回1死でも二塁打を放ち3得点につなげると、11-3と大きくリードした六回2死一塁では外角直球をたたき左翼ホームランテラスへの2号2ラン。試合直前まで「・191」だった打率は、ヒーローとなった試合後は「・211」になった。
2回ソフトバンク2死二、三塁、近藤が左前に2点打を放つ=ペイペイドーム甲斐が打てば、もう鷹打線は止まらない。左太もものけがから27日に1カ月ぶりに戦列復帰した牧原大は、二回の適時二塁打など3安打2打点。「1カ月間、何の役にも立てなかったので、休んだ分、巻き返せるように」と鼻息荒く語った。近藤はFA移籍後初の猛打賞となる3安打2打点。さらには周東も2安打1打点。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を世界一に押し上げたメンバー4人で11安打8打点と大活躍した。
6回、適時打を放つソフトバンク・周東佑京=ペイペイドーム(撮影・渋井君夫)首位のロッテを2・5ゲーム差で追い、一歩も引けない。過去、12球団最多の8度の優勝を誇る交流戦で、一気に上昇するつもりだ。藤本監督も「今年は何とか優勝を目指して頑張りたい」と並々ならぬ決意を語る。14安打13点での大勝発進。9度目Vへ向け、最高のスタートを切った。(上阪正人)