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ユーリ阿久井政悟、フルマークで世界前哨戦を判定勝ち「岡山のジム初の世界王者を目指す」/ボクシング

世界前哨戦で判定勝ちしたユーリ阿久井政悟

プロボクシングのフライ級10回戦が4日、東京・後楽園ホールで行われた。前日本同級王者で、WBA世界同級1位のユーリ阿久井政悟(27)=倉敷守安=が、WBC世界ライトフライ級16位のジェイソン・バイソン(24)=フィリピン=に3-0の10回判定勝ち。世界前哨戦を3人のジャッジ全員がフルマークの圧勝で飾った。

ユーリ阿久井が順当に世界初挑戦へつなげた。

「1年ぶりの試合だったので、しっかり感触を確かめながらできた。ただ倒したかった」

1回からプレスをかけて攻め、6回には左フックがクリーンヒット。最後まで攻め続けたが、ダウンを奪うことはできなかった。昨年末に新型コロナウイルスに感染し、約1週間自宅で療養。1月中旬にはノロウイルスに感染した。試合の数日前に左拳を痛め、痛み止めを飲んでリングに上がったが、「あまのじゃくなので」と逆に左ジャブや左ボディーフックを中心に攻撃。テーマは「左は世界を制する」だったという。

プロ11KO勝ちの内、9度を1回で終わらせており、「巷ではユーリ・タイムという言葉が出来上がっているらしくて、1ラウンドに注目していただいているけど、しっかりと10ラウンド闘えるところを見せられた」。

1月に日本王座を返上。1日に発表された最新のWBA世界ランクで2位から1位に浮上した。WBA王者のアルテム・ダラキアン(35)=ウクライナ=は王座を6度防衛中で、プロ22戦22勝(15KO)の強敵だ。先月、指名挑戦者で当時同級1位だったデービッド・ヒメネス(コスタリカ)に3-0の12回判定勝ち。WBAの規定では王者は9カ月に一度、指名試合を行わなければならないため、待っていれば年内には世界初挑戦が濃厚となったが、「長引くのであれば(世界前哨戦を)もう一戦やってもいい」とした。

元WBC世界フライ級王者の勇利アルバチャコフ(協栄)に顔が似ていることからリングネームを付けられた男は「岡山のジム初の世界王者を目指して、これからも頑張りたい」と力を込めた。

プロ戦績はユーリ阿久井が21戦18勝(11KO)2敗1分け、バイソンが13戦10勝(5KO)1敗1分け1無効試合となった。

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