オンラインで行われた新人研修会を聴講する巨人の浅野(右手前)ら(球団提供) プロ野球の新人研修会が12日、12球団の新人127選手と審判員4人が参加してオンラインで行われた。中日や阪神、米大リーグで活躍し、昨年限りで24年間の現役生活を終えた福留孝介氏(45)が講義。プロ野球界で成功するための〝6つの金言〟に、DeNAのドラフト1位・松尾汐恩捕手(18)=大阪桐蔭高、巨人の同1位・浅野翔吾外野手(18)=高松商高=ら金の卵たちが背筋を伸ばした。
日米通算2450安打を放ったレジェンドのメッセージは熱く、優しく、説得力に満ちていた。福留氏は講義「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」で講師を務め「少しでも皆さんのためになれば」とルーキーたちに語り掛けた。
45歳までプレーした自らの経験に基づいて授けたのは〝6つの金言〟。どれもが一般の新社会人にも通じそうな含蓄あるものだった。
❶無理をしない 自分のペースで練習することがけがの予防、好パフォーマンスにつながる。「背伸びする必要はない。今できることを一生懸命やればいい」。
❷選択に責任を 重圧、不安、壁に直面したとき、やるべきことを自分で見極める。「選んだことへの責任は誰も取ってくれない」。
❸謙虚に どんなに活躍しても〝自分が一番下手〟だという危機が大事になるという。
❹365日野球脳 プロとアマの違いは「毎日、野球」という点。「朝から晩まで常に(野球のことを)考えてください」。
❺痛いかゆいは禁句 程度にもよるが「痛い、かゆいと言うのは簡単。でも、痛いと言ったら自分で自分の居場所をなくす」。
❻社会人として恥じない行動を プロは常に周りに見られている。「これまでと同じ感覚でいると失敗する」。
福留氏が成功するための教えを授けた25分間にわたって熱弁した福留氏。最後は「野球に真摯(しんし)に向き合う皆さんを楽しみにしたい」と、後輩たちへ熱いエールを送った。(湯浅大)
◆福留氏の講義に巨人D1位・浅野(高松商高) 「給料を自分の体のために使ったと言っていた。野球選手として長く野球をしたいので、大事なことに使っていきたい」