高知入りした岡田監督(左から2人目)。左から横山安芸市長、井上高知県副知事、百北球団社長 発掘するんよ! 阪神・岡田彰布新監督(64)が1日、2日からの高知・安芸市での秋季キャンプに向け、33選手とともに空路で高知入りした。キャンプで最初にやるべき仕事は、先発投手の見極め。来季2年目左腕の桐敷拓馬投手(23)や3年目右腕の村上頌樹投手(24)ら、みやざきフェニックス・リーグに出場していた先発陣の適性や力量を把握することを明かした。
まずはブルペン通いが日課になる。3年ぶりに高知・安芸で行われる阪神の秋季キャンプ。岡田監督は先発投手陣の発掘をテーマに掲げた。
「(キャンプの)最初は先発の見極めになる。長いイニングを投げられる投手がほしい」
チェックするのは、みやざきフェニックス・リーグに参加していたため、甲子園での秋季練習でじっくりと観察できなかった若手だ。
ルーキー左腕の桐敷は開幕3試合目に先発するも、救援に回ってから調子を落とし、今季の1軍登板は7試合どまりだった。昨季中継ぎでブレークした及川は1試合のみ。ウエスタン・リーグで最優秀防御率(3・09)と勝率第1位(・700)の2冠に輝いた村上、新人左腕の鈴木らは今季1軍登板なし。評論家として今年は彼らの投球を見ることはなかったが、秋季キャンプでは目の前で先発能力を見定める。
今季は青柳が2年最多勝となる13勝。伊藤将、西勇が9勝で続き、高卒3年目の西純が後半は先発ローテ入りして6勝、右肘のトミー・ジョン手術から復活した才木が4勝を挙げた。「投手は何人おっても困らんからな」が岡田監督の口癖。今季リーグ唯一の2点台となる防御率2・81を誇った先発陣をさらに強固なものにするため、若手から一人でも多く、1軍戦力で出てきてほしい。安芸での若手投手の人材発掘は重要テーマのひとつだ。
前日10月31日にフリーエージェント(FA)有資格者が権利行使できる手続き期間がスタート。この日、岡田監督は今オフのFA補強について「考えていない。せっかくチームが若くなってきたのに、年寄りはいらん!」と改めて静観する構えを示した。41歳の糸井が今季限りで現役引退。チーム最年長は1990年生まれの二保(32歳)、西勇(31歳)と大きく若返った。エース青柳もまだ29歳だ。
「来年(2月)の1軍キャンプに入れたいなという選手が出てきてほしい」
今月25日に65歳となる指揮官。まだまだ老け込むわけにはいかんよ! 安芸のブルペンで孫のような投手たちに熱く、厳しい視線を送る。