ワタナベボクシングジムは2日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション事務局で会見を開き、日本バンタム級王者の谷山佳菜子(35)=ワタナベ=と、同フライ級王者の昼田瑞希(26)=三迫=がWBO世界女子スーパーフライ級王座決定戦(12月1日、東京・後楽園ホール)で対戦すると発表した。ともに初の世界戦となる。同王座は5月に新王者となった小沢瑶生(37)=フュチュール=が、10月に現役引退したため空位となっていた。
谷山は2009、10年極真会館世界女子空手道選手権軽量級王者で、10年12月にキックボクサーとしてプロデビュー。タイトルを獲得するなど活躍したが、18年に膝のけがのためプロボクシングへ転向した。看護師として働く〝闘うナース〟は「空手、キックボクシング、ボクシングで王者になって、格闘技の歴史に名を残したい。集大成として臨む」と決意を述べた。
アマチュア時代に全日本女子選手権で2階級制覇した昼田は、19年12月の東京五輪アジア・オセアニア予選出場権を懸けたプレーオフで、東京五輪で金メダルを獲得した入江聖奈(日体大)に2-3と惜敗。悩んだ末にプロへ転向した。ど派手なピンクの髪形とコスチュームがトレードマークで「プロになって、負けるつもりはない。ピンクのベルトなので、私のためのベルトだと思う。必ず取りたい」と自信を示した。プロ4戦目で世界王者になれば、WBCライトフライ級暫定王座を獲得した富樫直美、WBOミニマム級王者となった佐伯霞と並び日本女子最速記録となる。
当日は元WBA、前IBF世界女子アトム級王者で、10月に現役引退を発表した宮尾綾香(39)=ワタナベ=の引退式も実施される。
プロ戦績は谷山が7戦5勝(1KO)1敗1分け、昼田が3戦3勝。両者は同日付で日本王座を返上した。