トルコに連勝し笑顔で観客に手を振る高田真希(右端)ら=千葉ポートアリーナ(代表撮影) バスケットボール女子国際強化試合最終日(19日、千葉市・千葉ポートアリーナ)昨夏の東京五輪銀メダルで世界ランキング8位の日本が、同9位のトルコに83-57で勝ち、前日に続く2連勝とした。
今季に入っての国際強化試合では5月下旬からのオーストラリア遠征(対オーストラリア=世界ランク3位)を合わせて4勝1敗となった。9月にオーストラリアで開幕するW杯で金メダルを目指す日本。2024年パリ五輪までの指揮を任される恩塚亨監督の強化が、着実に進んでいることをうかがわせた。
この日も厳しい守備でボールを奪い、スピードを生かした攻撃で差を広げた。スチールは11、リバウンドは攻撃16、守備28の計44。体格でまさるトルコの計32を大きく上回った。200センチ以上の相手センターに180センチ台前半のオコエ桃仁花(富士通)や初代表の朝比奈あずさ(筑波大)らが食らいつき、24秒間シュートを打たせないなど守備からリズムを作った。
攻撃は前日とは打って変わって、全体的に3点シュートを含むロング、ミドルシュートの確率が低かったが、PGの安間志織(ベネツィア)やSF赤穂ひまわり(デンソー)がドライブでペイントエリアへ切り込んで得点、局面を打開した。
「昨日からもう少し攻められると思っていた」と、積極的に攻める考えだったというのは10得点の赤穂。その上で「アウトサイドシュートの確率は上がっていなかったが、みんな打ち続けてくれて、相手守備が外(のシューター)についていたので、やめないで飛び込もうと思えた」と、仲間のおかげと話した。
「チームとしては、大きく成長できていると思う」と恩塚監督。「攻撃では手間をかけない、守備では相手に手間をかけさせる」という基本コンセプトが選手に浸透しつつあることを認めつつ、それでも「練習してきたことを試合の中で表現できなかった点に課題が残る」と、まだまだ成長途上だとする。
今回のメンバー15人のうち初代表は5人。代表候補にはほかに、今月の3人制W杯を優先して外れている馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)ら有力選手を含む12人がいる。W杯、そしてパリ五輪のメンバーに残るための争いは厳しい。
高田真希主将(デンソー)は「どの選手もW杯に出たいという思いで練習しているし、その姿を見て自分も頑張らなきゃと思う。自分もこの場にいるのは当たり前じゃないと気付かせてくれる」と、若手からも刺激を受けているという。恩塚監督率いる「AKATSUKI FIVE」は、順調な航海を続けているようだ。