大阪府の吉村洋文知事(46)は24日の記者会見で、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」感染急拡大により府の独自基準「大阪モデル」に基づき「非常事態」を宣言した。同日夜から通天閣が赤くライトアップされる。
吉村知事は宣言を出した理由について、府が確保する病床(3734床)の使用率が23日時点で47・8%に達し、非常事態の目安の50%に「本日か明日には達する見込み」だとした。さらに「コロナ医療と一般医療との両立が困難になる恐れがある」ことも理由に挙げた。
一方、緊急事態宣言に関しては「(政府に)要請するかは病床などを判断して判断する。(府の非常事態で)即座に要請するのではない」と状況を見守る考えを表明した。
また、抗原検査キットが不足している事態について、政府に苦言を呈した。「国は供給をしっかりやってもらいたい。それが無理なら無症状の検査はやめますと国から言ってもらいたい」と、正確な状況説明を求めた。
さらに濃厚接触者が多数発生している中で、待機期間が10日間に及んでいることに対しても「期間は短くしていくべき。できる限り短くしていかないと、コロナ以外の病気やけがでの医療機能、社会機能が低下して、より大きな問題が生じる。現実に生じつつある」とした。