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日本ハム・上原にビッグボスが二刀流論伝授 ピッチャーだったら芯を外す、バッターだったら芯に当てる

フリー打撃に臨む上原。左打席に立ち、真剣な眼差しで振り込んだ (球団提供)
沖縄・名護市での自主トレでブルペン入りした日本ハム・上原(球団提供)

昨秋のキャンプから投打二刀流に挑戦している日本ハム・上原健太投手(27)は16日、沖縄・名護市で自主トレーニングを行い、オンライン取材に応じた。7年目左腕は、かつて二刀流に挑んだ新庄剛志監督(49)から〝金言〟を授かったことを告白。球春到来に備え、投打で万全の準備を進める。

気温20度の名護で今までにない時間を過ごしている。上原は一度潰れたマメが固くなった手のひらをグッと握りしめ、充実の表情を浮かべた。

「全てやるので『投手をやっている』というよりは『野球をやっている』。今のところすごく楽しんでやっています」

13日から参加する合同自主トレでは、従来の投手の練習に加え、打撃練習、さらに外野や一塁の守備練習も行っている。「練習時間は3倍くらい増えている」といい、自然と体も引き締まった。10%ほどだった体脂肪率は8%まで低下。〝野球漬け〟の日々で「体の切れが結構出ている」と手応えを示す。


投手に挑戦する阪神時代の新庄ビッグボス=1999年03月05日

明大から2016年にドラフト1位で入団した最速151キロ左腕。身長191センチと恵まれた体格で、50メートル5秒台とチームトップクラスの身体能力を誇る。以前から球団の後輩でもある大谷(エンゼルス)に続く二刀流の候補として名前が挙がっていたが、新任の稲葉GMの後押しで、「何でもやる便利屋として貢献できれば」と昨年11月に意志を固めた。

昨年末には、SNSを通じて「ビッグボス」こと新庄監督から〝金言〟を授かったという。

「難しく考えるな。ピッチャーだったら芯を外して、バッターだったら芯に当てる。それだけでいい。あとは楽しんで」

シンプルでいて、何やら奥が深そうにも聞こえる〝ビッグボス流〟のメッセージ。新庄監督自身も、1998年の秋季キャンプから二刀流に挑戦し、99年のオープン戦2試合に登板した過去がある。そんな経験者からの言葉を胸に刻み、上原は気持ちを高めた。

この日は投手としてブルペンで変化球を交えて44球を投げ、その後は野手としてティー打撃やフリー打撃に汗を流した。「振れるようになってきているのは感じます」。日本ハムは2月6日に今季初実戦の紅白戦を予定しており「(投手の球を)早く見たいですし、打っておきたい。打席数を多めに立っていきたい」と気合十分。不退転の決意とともに〝新・二刀流〟がベールを脱ぐ。(箭内桃子)

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