(パ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦、オリックス1-0ロッテ、オリックス2勝=アドバンテージの1勝含む、10日、京セラ)リーグ優勝したオリックスが投手戦を制した。エース・山本由伸投手(23)が126球を投げ10三振を奪うなど4安打完封で1-0の勝利に導いた。
パ・リーグ王者として、本拠地京セラドームでロッテを迎え撃った中嶋オリックス。CSファイナルステージの初戦のマウンドに、エースの山本を送り込んだ。〝開幕投手〟を託された右腕。レギュラーシーズン同様の剛球で、ロッテ打線の前に仁王立ちした。
高卒5年目でポストシーズンは初経験。今季は最多勝(18勝)、最優秀防御率(1・39)、最多奪三振(206)、最高勝率(・783)と先発投手のタイトルを独占した右腕は、この試合に向けて話していた「(CSの)経験がないので、とにかく全力で。いつも通りの気持ちを忘れず、思い切っていきたい」という言葉通り、直球を軸に全力で立ち向かった。
打の柱も帰ってきた。右手首骨折でシーズン終盤に戦線離脱していた吉田正が「3番・DH」でスタメン出場。その名が場内にコールされると、オリックスファンは大きな拍手。0─0の一回1死一塁で回ってきた第1打席では、ロッテ先発・石川の初球を振り抜き、中堅への強烈なライナー。三回の第2打席では中前へ〝復帰後初安打〟を放ち、スタンドを沸かせた。
25年ぶりのリーグ優勝を果たし、次なる目標は日本一。CSファイナルステージ突破へ、チームは1勝のアドバンテージがあるが、指揮官は「まったく考えていない」。有利な立場とは思わず、「いまから特別なことはできない。(選手には)持っているものをすべて出してほしい。次のステージに向かって、全力で戦っていく」と力を込めていた。
その思いを受け、2014年にCS出場経験のあるT─岡田が、存在感を発揮。一回2死一、二塁から右前へ先制打を放った。