ガンケルは一回から丁寧な投球。前回2回7失点(自責6)でKOされたリベンジを果たした (セ・リーグ、巨人3-4阪神、22回戦、阪神11勝9敗2分、26日、東京D)巨人戦で失いかけた信頼は、巨人戦でしか取り返せない。来日2年目のガンケルが、リベンジG倒で巨人戦初白星をつかんだ。連日の熱戦をへてつながれた全員の気持ちが詰まったバトンを、最高の形でつないだ。
「しっかり低めに丁寧に投げることができた。その中でカウント有利の勝負ができた。チームを勝利に近づけるような仕事ができてよかったね」
一回先頭の吉川に右前打を許しても動じない。松原の遊ゴロ、坂本の三ゴロで一つずつ進塁されたが、2死三塁で岡本和を三ゴロに斬った。六回に松原にソロを浴びたが、持ち味のコーナーを突く投球で6回4安打1失点にまとめた。救援陣がリードを守り切り、8月26日のDeNA戦(京セラ)以来1カ月ぶりの白星で8勝目(3敗)。通算4度目の巨人戦先発で、うれしい初星だ。
この一勝は、ガンケルの勝利でもあり〝風通しのよい〟ベンチの勝利でもあった。前回19日の同じ巨人戦(甲子園)では2回8安打7失点(自責6)と荒れた。守備の乱れにも泣かされたが、吉川、坂本に同じイニングで本塁打を浴びていた。
炎上後すぐに、敵地での「伝統の一戦」を託せるのか-。当初は矢野監督は慎重だったという。「俺は正直、1週間後は厳しいかなと思ったんだけど。金村と福原(両投手)コーチがブルペンでも良くなってきていると言ってくれて。『もう1回、行っていいんじゃないですか』と」。信頼するコーチたちが遠慮なく進言してくれた。指揮官も「思っていることをちゃんと言ってくれたからこそ、そうなった」と率直に全員に感謝した。
ガンケルも「しっかり修正して投球できたことは自信にもつながる。次の登板に向けてしっかり準備していきたいね」と胸を張る。シーズン序盤には開幕6連勝で快進撃を支えた。Vへと導くべく状態を〝V字回復〟させて、宿敵から白星を搾り取った。(長友孝輔)
【終了】◇開始14時00分◇甲子園
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|
| DeNA | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 8 |
| 阪神 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 5 |
[勝敗]勝: 馬場 皐輔 (2勝0敗)、S: ショーン レイノルズ (3勝0敗3S)、敗: 工藤 泰成 (0勝1敗)
【DeNA】東 克樹、吉野 光樹、浜地 真澄、中川 虎大、馬場 皐輔、ショーン レイノルズ-古市 尊、松尾 汐恩
【阪神】大竹 耕太郎、神宮 僚介、木下 里都、工藤 泰成、ラファエル ドリス-伏見 寅威
[本塁打]森下 翔太 2号 (神)、成瀬 脩人 1号 (De)
番記者