(セ・リーグ、中日3―3ヤクルト、14回戦、ヤクルト9勝2敗3分け、4日、バンテリンD)中日のダヤン・ビシエド内野手(32)が1―3の八回無死一塁の場面で右翼へ同点の13号2ランを放って試合を振り出しに戻し、引き分けに持ち込んだ。
「いい感触だったし、打った瞬間、ホームランだと思ったよ」
五回までベテラン左腕・石川の前に打線は3安打で無得点。六回以降は継投策を繰り出され、七回までに三ツ俣の右翼へのソロで1点を奪っただけだった。だが八回は昨季の最優秀中継ぎ右腕・清水から先頭の大島が中前打で出塁し、4番に打席が巡った。意地を込めるように振り抜いたのは1ボールから外角真ん中に投じられた144キロ直球。会心の当たりは弾丸ライナーで右翼席に飛び込み、悠然とダイヤモンドを一周した。
この一発で6月29日のDeNA戦(神宮)から5試合連続打点となった。5連敗と苦しみ、首脳陣が1番・加藤翔、3番・大島、7番・高橋周と並びを大幅に入れ替えたなかで、4番のイスは不動。頼もしい打撃で黒星の積み重ねはひとまず、阻止した。