2000年、15歳でNHK教育(現Eテレ)のドラマ「六番目の小夜子」でデビュー。元々演劇好きで、「説得力のある女優になるのが目標」だったが、当時は愛くるしいルックスと甘い声が注目された。
目標の女優像と評価のギャップに「絶望を感じた」が、デビュー作で味わった「雷に打たれたような楽しさ」を支えにまい進。10代後半はオーディションに受からない日々が続くも、プライベートで出会った女優、松田美由紀(58)と交流を深め、「自分の哲学を持ち、格好つけて自分を大きくみせないようにすることを学んだ」と感謝。役者道を突き進んでいる。
地道に女優を続けながら、10年には英ロンドンで1年間、語学留学を経験。転機の作品には13年に参加した演劇ユニット・城山羊の会の舞台を挙げた。当時は小劇場の熱気に魅了。「ものすごく刺激的で演技が楽しいと思えた」とのめりこみ、以後、20代後半~30代前半の5年間は小劇場を中心に活動。その演技が「ホリデイラブ」の女性プロデューサーの目に留まり抜てきされた。
「時間をかけて、いろんな感情を経験をしてきた。それが一体何か今でも分からず、複雑に渦巻いていますが、それを表現できる場所にやっと来ることができた」
今作「竜の道-」に対する熱い思いを明かしたが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止で撮影は中止となり、放送開始日も延期された。
「(役柄の)まゆみを精いっぱい生きられると喜んでいたところのコロナで、きついけど神様が与えてくれた試練」とポツリ。続けて「この時期をどう過ごすかで、撮影が再開になったときに大きな差が出る」と役作りに集中する。
希望を胸に「松本まりかは悪女のイメージと思われるかもしれませんが、良い意味で悪女のイメージを覆したい」と深みのある演技を約束。
最後は「自分の可能性をこの3~5年でギュッと凝縮していろんな世界を体験したい。例えばバラエティーとか映画とか…。35歳から挑戦するって、おもしろくないですか?」と力説。あざとさのないさわやかな笑顔で前を向いた。
★「恋愛で嘘をつくのが怖い」
松本はあざとかわいいと呼ばれることについて「恋愛では計算してかわいいと思ってもらうようなことはしない」とキッパリ。「恋愛は精神的な影響力が大きいし、恋愛で嘘をつくと仕事とかすべてが嘘になってしまうようで怖い」と説明し、「過去の恋愛では、相手に正直に向き合いすぎるせいか、つっけんどんな態度になることが多かった」と苦笑した。
コロナでの自宅待機にも言及。「ひとりで過ごすのが好きなタイプでしたが、『家に居るように』といわれたときは絶望感を感じた。ひとりでは生きていけないことを教えられた気がします」と痛感していた。