(セ・リーグ、DeNA2-4巨人、20回戦、10勝10敗、10日、横浜)岡本の逆転2ランは、割り切り方と、思い切りのよさがもたらした結果とみる。
2死から丸が四球で出塁。その初球だけに、今永の警戒度は当然、高いと踏む。おいそれと、ストレートは投げてこない。だから、追い込まれるまではチェンジアップかスライダーを狙う。そこへ、低めとはいえ、真ん中のストライクゾーンに、チェンジアップ。崩されることなく、ひと振りで仕留めた。
割り切りと思い切り。一発の欲しい場面で、勝負ごころを発揮した、4番の勝利といってよい。
ただ、ベイスターズ目線でいうと、悔いは残る。ストライクではなく、ボールから入る勇気があってもよかった。甘いコースには間違っても投げないという、慎重さも必要だった。
もうひとつ、ベイスターズ目線で。ここ最近、目の前の勝ちにこだわりすぎるのか、依然として先発の交代が早く、リリーフ陣の負担も蓄積する一方だ。クライマックスシリーズ、さらに日本シリーズまでを見据えて、先発陣の再整備と、リリーフ陣の再編成が急務だと思う。(サンケイスポーツ専属評論家)