どすこ~い! 三回に本塁打を放った山川はお馴染みのパフォーマンス。こちらの“山ちゃん”も周囲を笑顔にする(撮影・山田俊介)
5回、左本塁打を放つ西武・山川=メットライフドーム(撮影・山田俊介) ギャラリーページで見る (セ・パ交流戦、西武9-2広島、3回戦、西武2勝1敗、6日、メットライフ)西武は6日、広島最終戦(メットライフ)に9-2で快勝した。本塁打、打点のパ・リーグ2冠で独走する4番・山川穂高内野手(27)が、2打席連発を含む3安打3打点と活躍。チーム55試合目で、早くも目標に掲げるシーズン50本塁打の半数となる25本塁打に到達した。主砲に呼応するように先発全員安打、今季最多となる1試合5本塁打と打線も爆発。昨季リーグ王者対決に勝ち越し、交流戦で好スタートを切った。
ガツン!! ガシン!! 主砲・山川が放った驚弾2連発に、球場の右半分を真っ赤に染めた鯉党は静まりかえった。
「完璧ですね。狙っていないけど、あの方向に出てくれてよかった」
会心の笑みを浮かべて振り返ったのは、まず3-2の三回無死一塁で迎えた第2打席だ。
山口の外角スライダーに体をのけぞらせながら今季2本目となる右方向へ、今季の交流戦初アーチをほうり込んだ。五回にはアドゥワの低めの直球をすくい上げ、左翼席へ2打席連発の25号ソロ。55試合目で早くも目標に公言する50本塁打の半数に達した。
お笑いコンビ、南海キャンディーズの山ちゃん(山里亮太)が女優、蒼井優との結婚を発表して世間を驚かせたのは前日のこと。今度はレオの山ちゃんが野球ファンの度肝を抜いた。
辻監督も「(2本目は)真上に上がったように見えた。俺ならレフトの前に落ちている」と目を丸くした衝撃の活躍。ちなみに、チームでは出身地・沖縄の特産アグー豚から「アグー」の愛称が定着しているが「(山ちゃんと)呼ばれることもある」とは本人の弁だ。
がむしゃらさからの脱却が、47本塁打でタイトルを獲得した昨季を上回る好結果を生んでいる。プロ5年目で初めてフルシーズン働いた昨季、開幕から4番を任され3、4月に打率・337、11本塁打、33打点と打ちまくったが、疲労が蓄積した5月は打率・221、3本塁打、13打点と低迷した。
しかし、今季は違う。5月は25試合中16試合が本拠地以外での試合で、体の重さを感じることもあったが、21、22日の沖縄遠征後に早出特打のパートナー、森と相談し「練習量を落とそう。休むのも必要」と考え方を変えた。