ところが、3日に鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜、59)から電話で事情を聴かれた際には「(状況は)よくわからない」と答えていた。
協会は玉ノ井副部長からも聴取を行った。暴行が発生した宴席は10月26日未明まで開かれたが、貴ノ岩は同日に鳥取市内で行われた巡業に参加して、取組も普通にこなした。当日の稽古などを見守った玉ノ井親方は「(暴行は)全く知らなかった」とし、頭部や顔面の外傷は見受けられなかったと説明した。
鳥取県警などの聴取に暴行を認めた日馬富士は非難されて当然だが、事態は傷害容疑の捜査にまで発展した。協会理事の一人は「立場のある人には責任が伴う。これは社会通念。巡業全体の管理という点でいえば連絡の義務もあり、知らなかったでは済まされない」と断言した。
貴乃花親方は14日の協会による事情聴取の席上で「(第三者を)立てなきゃいけないようになるかもしれない」と、代理人を立てた法的措置を視野に入れた発言をしたとされる。春日野広報部長(元関脇栃乃和歌、55)は「最終的にどこへたどり着きたいのか」と、その胸中をはかりかねているようだ。