女神のいたずらか。大詰めを迎えた優勝争いでまさかの足踏み。雨が降りしきる横浜が、鹿島サポーターのため息に包まれた。
「相手の得意な形でやられた。ミスが重なったが、それを責めることはできない」
まさかの3失点での敗戦に、日本代表DF昌子が唇をかみしめた。
出ばなをくじかれた。前半3分の横浜MのCK。「相手はセットプレーの得点が多いので注意」と大岩監督が警戒していたが、ゴール前でのポジション争いでDF西がマークを外したFW伊藤に先制点を献上した。
負の連鎖は止まらない。同14分に同代表DF植田がトラップミスでボールを奪われ追加点を許す。後半21分に植田がミスを帳消しにするヘディング弾で同点としたが、同29分に昌子が遠藤のシュートをクリアし切れず決勝点を奪われた。昌子は「本当に自滅だった」と肩を落とした。
勝てば2位以下の結果次第で、11月5日の浦和戦で連覇が決まる可能性があった。だが優勝を目の前にして足踏み。2位川崎との勝ち点差も2に縮まり、優勝争いが混とんとしてきた。