これも、運命なのかもしれない。野茂さんといえばフォークボール。プロ2年目に、そのフォークを覚えた。面白いように三振が取れた。ひそかに誓いを立てた。「必ず奪三振王になる」と。2014年から去年まで3年連続で実現できた。今後も誰にも譲れない、最もこだわるタイトルだ。
今季から「投球ノート」を書くのをやめた。打者の特徴や、失敗や成功した配球などを書き留めてきたけど、いったんスイッチオフ。打者と対峙(たいじ)したときの空気感、各球種に対する打者の反応を重要視するようにした。データに頼りすぎないことも、いい方向に出た。
監督やコーチ、チームメート、トレーナー、スコアラーと戦略室…すべての球団職員の方々の支えがあったからこそ。これまで僕に携わってくれたすべての関係者、そしてファンにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
僕には大切な家族がいる。もうすぐ1歳3カ月になる一人娘と妻。娘が夜泣きすると、妻は起きてリビングに移動し、あやしてくれる。その心遣いには頭が下がる。登板日には必ず、クラブハウスに着く頃に、娘の写真がスマートフォンに届く。ものすごく、気持ちが高ぶるんです。