「中途半端ですね。10(勝)の次は15(勝)だろ! そう思うけど」
さっきまで「10勝」って言っていたのに…。ただ、本人が掲げる目標は周囲の期待より、もっと高くなければならない。中途半端に13勝などと言わず、きりよく15勝! というわけだ。
前日27日には岩貞、山中(ヤクルト)、田中大(巨人)ら教え子と会食し、今年をねぎらった。「(岩貞は)コツをつかんだというか、フォームがうまくいきだしたと話していましたね」。ならば、もっともっと上を目指してほしい。阪神では2005年に最多勝に輝いた下柳剛以来の15勝へ上方修正だ。
師の言葉を伝え聞いた岩貞は「(勝利数は)積み重ねなので。シーズン初めに何勝とか(計算する)じゃなくて、先発する当日に、その日の勝ちを全力で取りにいく。シーズンが終わって何勝と振り返ればいいです」と表情を引き締めた。まずは一戦必勝。恩師の檄を胸に戦い、来年オフも胸を張って、母校に帰る。 (須藤佳裕)
★母「顔つき違う」
岩貞の母・多恵子さん(51)も駆けつけた。久々に実家に帰った息子には「1、2年目がダメで、今年初めて結果が出たので、責任感も出るでしょうし、顔つきも違うかな」と印象の変化を感じたという。「1年で終わったらまぐれでしかない。当然、期待されているのでしっかりやらないといけない」。来季も好成績を残して欲しいと期待した。