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阪神・岩貞、日の丸背負え!中日・荒木からエール「楽しみな選手」

地震の被害が残る故郷熊本で野球教室を開いた岩貞(撮影・仲道裕司)
名球会入り間近の荒木が、岩貞にWBCを目指せとエール
球児を指導する阪神・岩貞=熊本県、山西小学校(撮影・仲道裕司)
笑顔を見せる(右から)阪神・岩貞、ヤクルト・山中、松岡=益城中央小学校(撮影・仲道裕司)

 阪神・岩貞祐太投手(25)が27日、熊本県内で行われた「日本プロ野球選手会×日本プロサッカー選手会 熊本地震復興支援プロジェクト」に参加した。今季10勝を挙げてブレークした左腕に対し、同郷の先輩である中日・荒木雅博内野手(39)が「WBCにいけるぐらいになれば面白い」と侍ジャパンを目指せとエールを送った。


 崩れ落ちた外壁、陥没した道路がいまだに残る益城町。シーズンが終わり、4月の熊本地震発生後に初めて戻ってきたふるさとの惨状に心を痛めた。震度7の衝撃に見舞われても、その状況下でもはつらつとして瞳に希望を灯す子どもたちの笑顔に、岩貞は逆に励まされた。

 「子どもたちが本当に元気で安心した。子どもたちの笑顔を実際にこの目で見て、会話ができて、僕らが思っている以上に明るくて、元気な姿が見られてよかった」

 野球少年に囲まれて記念撮影を頼まれるなど大人気。今季初の2桁勝利を挙げ、一本立ちした虎の左腕を頼もしそうに見つめる男がいた。中日・荒木だ。来季は残り39本と迫る2000安打達成も視野に入れる竜のくせ者が、同郷の後輩のさらなる飛躍を予告した。

 「真っすぐが素晴らしい。独特のノビがあって打ちづらい。本当に楽しみな選手だなと思うし、WBCにいけるぐらいになれば面白い」

 これからは虎のエース左腕として期待がかかるが、チームの枠に収まらず、日の丸を背負う能力があると言い切った。


 「それなりにちゃんとしたことをやっていけばおのずと結果はついてくる。気持ちを強く持ってやってほしい」。今季の対戦成績は6打数無安打2三振だった。「(対戦を)楽しみにしてます。やりたい! 僕は試合に出られるように頑張りますから」と再戦を熱望された。

 来季40歳の大ベテランから認められた岩貞だが「1年間、稼働することができたことは第一歩だと思う。この成績が自分の基準になっていかないといけないと思うので、まだスタートライン。まだまだ成長していきたい」と気を引き締めた。ふるさとの子どもたちと郷土の大先輩からもらった力を糧に、その左腕に磨きをかけていく。 (須藤佳裕)

★熊本市などに売上金寄付

 イベントを開催した日本プロ野球選手会と日本プロサッカー選手会は共同プロジェクトのチャリティーオークションで得た売上金の2651万5045円を、熊本市など6つの自治体へ寄付した。この日のイベントはJ2熊本の元日本代表FW巻誠一郎、選手会会長のMF高橋秀人(FC東京)らJリーガーも多数参加。午前に益城中央小、午後に山西小で行われ、野球・ソフトボールの少年少女120人とサッカー少年少女145人が参加した。

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