「はやっているから」
笑ってごまかした。だが、人生の決断は笑ってごまかせない。
「もちろん、オリックス残留の可能性はあります。編成の方に迷惑をかけるから、できるだけ早く決断します」
交渉解禁まであと3日。虎の熱い視線を受けて、主演・糸井嘉男によるFA劇場は、まもなくクライマックスを迎える。 (上田雅昭)
★9月18日 オリックスが残留交渉を行っていたことが判明
★10月1日 オリックスのシーズン最終戦終了後、糸井は「最初で最後なので」と熟考することを宣言。球団は宣言残留を認め、大型契約で全力慰留する方針を固めた
★同2日 阪神がFA戦線で、糸井に一本化したことが明らかになった
★同12日 オリックスの秋季練習に糸井が現れ、福良監督と面談。FA権の行使について「日々揺れ動いています」と心中を明かした
★同13日 オリックスの宮内義彦オーナーが東京都内の本社で福良監督からシーズン報告を受け、糸井について「なくてはならない選手。ベストの形で残っていただきたい」とラブコール
★同18日 糸井がオリックスと2回目の残留交渉をしていたことが判明。「返事できない」と態度を保留した
★11月1日 糸井が国内FA権を行使することをオリックスに伝えた