素直に虎の熱意を感謝した。4年間、在籍したオリックスからは、4年総額18億円といわれる破格の条件を提示された。「あまるぐらいの条件で評価してもらった」。誠意は十分に伝わった。それでも、他球団の評価を聞く道を選ぶ。判断基準も、糸井らしかった。
「まだのびしろがあると思っているんで、自分が成長できる環境というか、もっと成長できると思ったところを選びたいです」
35歳で自身最多となる53盗塁を記録して、タイトルを獲得。今なお成長を続ける無尽蔵のパワーを秘めた男は、より自分のポテンシャルを引き出せる舞台を望んでいる。11日にもセッティングされる阪神との初交渉では、44歳まで現役を続けた金本監督に「まだ成長できますか?」と尋ねることなりそうだ。
2016年の目標は「スーパーサイヤ人になる」だった。その象徴でもある金髪に別れを告げたことが、移籍を指すのか? それとも…。