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阪神・藤浪、侍仕様ツーシームで紅白戦試し斬りや!「すごく動く」

安芸のブルペンでツーシームを試投した藤浪。新たな武器となるか(撮影・山田喜貴)
右脇が開かないように注意してトスバッティングをする阪神・高山=安芸市営球場(撮影・岩川晋也)
ツーシームの曲がり具合をブルペンキャッチャーと話す阪神・藤浪晋太郎=安芸市営球場(撮影・山田喜貴)
DeNAの守護神・山崎康晃
シートノックを受ける阪神・藤浪=安芸市営球場(撮影・岩川晋也)
ブルペンで投球する阪神・岩貞=安芸市営球場(撮影・山田喜貴)
ブルペンでフォークボールを投げる阪神・青柳=安芸市営球場(撮影・山田喜貴)
シートノックを受ける阪神・望月=安芸市営球場(撮影・岩川晋也)
ショートでシートノックを受ける阪神・板山=安芸市営球場(撮影・岩川晋也)
シートノックを受ける阪神・北條と後ろで見守る金本監督=安芸市営球場(撮影・岩川晋也)

 阪神1軍秋季キャンプ(31日、安芸タイガース球場)セ界の魔球で世界に挑む! 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が31日、秋季キャンプでブルペン入りした。メキシコ、オランダと対戦する侍ジャパン強化試合で日本代表に選出されている右腕は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)公式球で投球練習し、DeNA・山崎康晃投手(24)をほうふつさせるツーシームを練習した。1日の紅白戦でも試投し、完全習得を目指す。


 藤浪が熱心に投げていたのは、シーズン中ほとんど見ることのない球種だった。「ツーシーム、いきまーす」。全67球の後半に約10球を試投した。手応えを感じた一球を投じると、受けていた片山ブルペン捕手に「山崎康晃さんになった感じ」と報告。球界を代表する守護神の名を挙げて喜んだ。

 「ツーシームが武器になる? そうですね。初めて投げたときからあの球(WBC公式球)に関してはすごく動くと把握しています」

 秋季キャンプのブルペンではローリングス社製のWBC公式球を使用して練習している。藤浪が「すべりやすいが、引っかかったらよく曲がる」と表現するこの球の性質をうまく活用したのが今回のツーシーム。香田投手コーチもこの新しい球種に納得の表情だ。

 「すごく(球が)動いている。(WBC公式球は)変化球は球が動くから面白い。ツーシームの感覚はいいみたいね。シーズン中の軌道と違う」


 直球とほぼ同じ軌道、球速からわずかに変化してバットの芯を外すのがツーシームの特徴だ。DeNA・山崎康のツーシームは落ち方や軌道がフォークに近く、曲がって落ちる。めったにない軌道を描くため魔球と称される変化球を武器に、今季は2勝4敗、37セーブ、防御率1・92の好成績をマークした。山崎康級のツーシームを手にすれば、侍ジャパンの一員として世界を舞台に戦うことになる藤浪にも大きな武器となることは間違いない。

 1日には秋季キャンプの練習の一環として状況を設定した紅白戦が行われ、藤浪は先発する予定だ。「先発試合なのであんまり自由にもできないかなと思う」と話したが、新ツーシームが実戦で試される可能性もある。感触によっては、4日の紅白戦でも再び試す可能性があり、6日からの侍ジャパン合宿に合流する。

 「すごく動くのでコントロールが難しい。うまく投げられれば-という感じです」

 ツーシームを武器として使っていくことに意気込みは十分。世界の舞台を前に、まずは安芸で習得に励む。 (臼井杏奈)


★5日チーム離脱

 野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合は10、11日にメキシコ戦、12、13日にオランダ戦が行われる(すべて東京D)。代表メンバーが集結する直前合宿が6日から始まるため、藤浪は5日に秋季キャンプを離れる予定だ。 

★藤浪の持ち球

 最速160キロの真っすぐのほか、変化球はカットボール、スライダー、フォーク、シュート、チェンジアップを使用している。今回練習しているツーシームは多投しておらず、習得すれば新たな武器が増えることになる。

★負けチームは宿舎まで罰走

 1日に秋季キャンプ初の紅白戦を行う。守備側が1点リードの無死一、二塁などケースを設定し、1回6アウト制で行う予定。先発は藤浪と青柳で、ほかに横山、岩崎、石崎、松田が登板の見込み。負けチームには球場から約12キロ離れた宿舎までの罰走などがある。4、9、15日も同様の紅白戦を行う。

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