バットに当てさせない。高橋昂は貫禄の6回完全で、3季連続甲子園へあと3勝 (撮影・桐山弘太)
6回コールドで参考記録ながら無被安打無失策で勝利した花咲徳栄=県営大宮球場(撮影・桐山弘太) ギャラリーページで見る 第98回全国高校野球選手権埼玉大会5回戦(23日、花咲徳栄10-0滑川総合=六回コールド、県営大宮)花咲徳栄は六回に4点を奪い、サヨナラコールド勝ち。直前まで73球を投げていた高橋昂が、完全試合(参考記録)を達成した。
「真っすぐがよかった。カウントを取りにいく時は140キロぐらいで、勝負する時は、もうちょっと力を入れた」
スライダー、フォークボールをまじえ、打者18人で14三振を奪い、内野ゴロ1、内野邪飛1、外野飛球2。ネット裏の巨人のスピードガンでは、149キロを6球計測。山下スカウト部長は「角度もスピードもある。先発完投型の即戦力に近い左腕」とうなった。
2年だった昨夏の甲子園で8強入り。自信を持って臨んだ今春のセンバツで、秀学館(熊本)との1回戦で6回6失点でKOされた。春の埼玉大会では背筋を痛め、投球再開は6月初旬。その間の走り込みの効果で、入間向陽との4回戦では150キロを計測し、自己最速を更新した。
岩井監督は「今後を考えて、走者を背負ったこととかやらせておこうと思ったのに…」と苦笑い。浦和学院が早々に散り、油断は禁物。それでも3季連続甲子園へ、復調した左腕の存在は、何より心強い。 (赤堀宏幸)