広島を退団して楽天への入団が決まっている栗原健太内野手(33)が11月24日、マツダスタジアムを訪れて、関係者と最後のあいさつをかわした。
「16年間、お世話になった。ファンに応援してもらった」
2000年に入団すると、04年から8年連続で2桁本塁打。07、08年は全試合に出場し、長らくチームの顔として活躍した。しかし、右肘手術の影響もあり14、15年と1軍出場がなく、今オフに自由契約に。活躍の場を求め、入団テストを経て楽天入りが決まった。
「入っただけではダメ。スタメンで数多く試合に出たい。キャンプからいいアピールをしていきたい」
山形・天童市の出身。「入団会見のときに、母とラーメンを食べに行こうと思って、(広島市内で)人に話を聞いたら、何を言っているのか全然、わからなかった」。そんな思い出を語った。広島弁が聞き取れなかった若者は、気がつけば人生の半分となる16年間を広島で過ごした。チームの主砲を務め、ファンから愛された。そして今、新天地を求めて、ゆかりのある東北へと旅立つ。
記者と話したあと、駐車場で旧市民球場時代から親しい衛視(守衛)さんに手土産を渡し、別れを惜しんだ。仙台での復活に期待する鯉党は、数多くいるに違いない。(玉木充)