十回二死では、安打になったが、二遊間を抜けそうな丸の打球にダイビングキャッチ。十一回一死でも、二塁ベース近辺への野間の打球に追いつくと、素早く体を反転させ、キッチリとアウトにしてみせた。昨季、中堅手としてゴールデングラブ賞を受賞した男。二塁守備でも美技で虎党をわかしたが、サラリと振り返った。
「捕るほうも難しいですけど、(一塁手の)ゴメスがよく捕ってくれました」
1点ビハインドの五回には同点タイムリーも放った。二死一、三塁で、広島・戸田のチェンジアップをライナーで左前へ運んだ。貴重な同点適時打となった。それでも、「延長のときもチャンスがあったので、打ちたかったです」と、七回と十一回の好機での凡退に反省も忘れなかった。
前回、上本が骨盤の一部を亀裂骨折で離脱していたときも、しっかりと代役を果たした。誰かが欠けても、穴を埋める選手が出てくるのが、強いチームの証。大和がいれば虎党も安心だ。 (山口大輝)