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早実・清宮ジュニア衝撃1号に燕・真中監督ら「化け物」「もう驚かない」/春季都大会

清宮が五回に待望の高校初アーチ。打球は一直線に中堅フェンスを越えた (撮影・高橋朋彦)

 衝撃の130メートル初アーチ!! 早実のスーパールーキー、清宮幸太郎内野手(1年)が18日、春季東京都高校野球大会準々決勝の関東第一戦(神宮第2)で、「3番・一塁」でフル出場。五回一死二、三塁で中越えに130メートル級の初本塁打を放った。ラグビー・トップリーグ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督(47)の長男として注目される中、試合は11-18で敗れたが、高校13打席目での一発を機に松井秀喜(60本)、清原和博(64本)を超える「80本」を目標に掲げた。


 乾いた金属音とともに音速の打球が中堅へと伸びた。中堅手は一歩も動けず、7台のテレビカメラが打球を必死に追う。五回一死二、三塁で清宮が関東第一の右腕・田辺廉投手(3年)の直球を一閃。高校初アーチとなる推定飛距離130メートルの3ランが神宮第2の中堅ネットを揺らした。

 「ちょっと内(角)。前の打席がずっと変化球で、ここは変化球は来ないかなと…。春の大会で1本打てたのは大きい。目標にしていた所(球場)で、自信になる」

 6日に入学式を終え、9日のデビュー戦(対駒大高)で適時打、12日の早大学院戦では3安打をマークした。その試合後に「納得のゆくのはホームラン」と予告。高校生となって13日目にきっちりと一発回答した。


 1メートル84、97キロの恵まれた体で和製ベーブ・ルースの異名を持つが、実は周到な準備を欠かさない。学校で打撃練習ができない試合日は、自宅地下室で1時間の打撃練習後に出陣する。早大ラグビー部で活躍した父・克幸氏が投げる球をひたすら打つのだ。

 この日、5600人収容のスタンドは満員。複数のプロのスカウトに加え、報道陣約50人が集結した。試合は敗れたものの、注目され、相手からも徹底マークされる中での衝撃弾。15歳の新・怪物に周囲もくぎ付けだ。

 乱打戦の末のコールド負けに首をかしげた和泉実監督(53)も清宮については「前の打席(右飛)を見て、『合ってるよ』といってやったんですが、(本塁打は)おみごと。1試合ごとに落ち着きが出ている」と絶賛した。


 リトルリーグ時代に通算132発を放った実力はやはり本物。通算本塁打数も「目標? 80本ぐらい」と松井&清原超えを早くも宣言した。7月4日に開幕する夏の甲子園西東京大会に向けた再スタートは、26日の練習試合(相手と場所は未定)となる。数字だけでなく、1人でスタンドを満員にできる魅力と期待感は今後も高まるばかりだ。 (赤堀宏幸)

 「清宮の飛距離に関しては、もう驚かない。4回戦の早大学院戦を球場で見たとき、第5打席のセカンドフライの高さにびっくりした。スイングのスピードが速く、打球のスピン量が多い証拠だと思う。これからは、強豪校の投手と多く対戦する。高校野球のレベルを体感してもらいたい」

 「打ったらしいね。化け物だよ。化け物。(体格は元ヤンキースの)松井クラスだよ」

★絶賛の嵐

 「本塁打は文句なし。神宮球場でも入っている。これで、まだ1年生だから、どこまでいくのか…」

 「星稜高時代に(先輩の)松井さん(秀喜氏)を見ているけど、あの本塁打で松井さんを思い出した」

 「初めて見たけど、打った瞬間、本塁打。あそこで(真っすぐを)1球で仕留めるんだから、たいしたもの」

 「本当にすごいバッター。雰囲気があり、チャンスに回る。緩い球が危ないと思っていたが、あそこ(内角直球)をさばける。さすが、1年生で早実の3番。すばらしい」

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