イースタン・リーグ優勝を決め胴上げされる巨人・桑田真澄2軍監督 イースタン・リーグで優勝した巨人2軍が、4日のファーム日本選手権(サンマリン宮崎)でウエスタン・リーグ覇者の中日に3-16で大敗し、9年ぶりのファーム日本一を逃した。
イースタンで8勝0敗、防御率1・42だった育成2年目の園田純規投手(20)が先発も3回3失点(自責1)でKO。2回先頭で、遊撃のドラフト1位・石塚裕惺(19)が悪送球し、出塁を許すと、そこから崩れた。スタメンの平均年齢22歳というヤングGで、スタメンに30代が4人並び平均年齢26・5歳の落合竜にはね返されたが、一発勝負の大一番が貴重な経験になったと願いたい。
今季の巨人2軍で目立ったのは盗塁の多さ。チーム盗塁数はリーグ1位の138で、昨年の103を上回った。しかも盗塁刺は44で、昨年の58よりも減っている。
投手出身の監督は「攻撃のことなんて考えたこともなかった」という人も多いが、桑田真澄2軍監督(57)は違う。「僕は全部やっていたからね。打席にも入っていたし、投手だから守っている。走ってもいたから」とサラリ。通算192安打、7本塁打、79打点、犠打110、犠飛8で打率・216。「塁に出て何回も〝サインを出して〟と頼んだけど、走らせてもらえなかった」と残念ながら盗塁は0に終わったものの、出塁率・248で4回に1度は塁に出ていたのだから、下手な野手顔負けだ。
そんな桑田2軍監督は2年がかりで走塁改革を進めてきた。「盗塁は100個以上。去年は103で、今年はそれ以上と大きなミッションを投げかけて、それもクリアしてくれた」とコーチ陣に感謝。「打って点を取るのは難しい。大きいのなんかそんなに出ない。打てる人は1軍にいるんだから、2軍はもっと打てない。どうやって点を取っていくか。追い込まれたら何とかバットに当てて出塁し、粘り強く攻撃することも課題にした。自分の戦略としては、前は盗塁が40台だったので、3桁はやろうと。そうすることでチャンスが広がる。打てないという前に、四球でもエラーでもいいから塁に出ようと。2、3、4点入ると、みんな打つ。1軍もチャンスで打てないとゼロが並ぶからね」と機動力を生かしたスモールベースボールを実践し、打者がノビノビ打てる環境を作った。
川相昌弘2軍野手総合コーチが「俺が2軍監督(2018年)のときも盗塁は多かったんだよ」と話していたが、同年は盗塁97も、盗塁刺が81もある。高田誠2軍監督だった19年は盗塁122も、盗塁刺は99。桑田2軍監督就任前の23年は47盗塁で、リーグ7位にまで減っていた。