キャッチボールを行う阪神・石井大智(撮影・中島信生) 阪神・石井大智投手(28)が6日、「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」での練習でキャッチボールなどを行った。昨年のクライマックスシリーズ(CS)ではDeNA・オースティンに痛打を浴び、チームもファーストステージで敗戦。苦い経験を糧に15日からのCSファイナルステージで再びゼロを刻んでいく。
進化を遂げた虎の絶対的セットアッパーが、リベンジに燃えている。石井は昨年の悔しさを胸に、再びポストシーズンのマウンドに上がる。
「完全に失投でしたね。右バッターへのインコース真っすぐに自信を持って投げてきて、自分も(抑える)確率が高いと思っていた。一番投げちゃいけないコースに投げてしまった」
悔やんでも悔やみ切れない一球が、今でも脳裏に焼き付いている。昨年10月12日、3位DeNAを迎えたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦(甲子園)。0-1の七回1死一、三塁で登板すると、4番・オースティンに投じた直球が外角高めに浮いた。データにもホットゾーンだと表れていた絶好球を、その年の首位打者が逃すはずもない。右中間を真っ二つに破られて2点を失い、1-3で第1戦を落とした。第2戦も相手打線の勢いを止めることができずに連敗し、下克上を許して2024年シーズンは幕を閉じた。
「やっぱり短期決戦なので。去年の経験もそうですけど、1球の失投が命取りになる。でも、今までやってきたことを変える必要はない。それで打たれてしまったら、また来年に向けて、課題をつぶしていけばいい」