佐藤輝は練習中から元気いっぱい。栄光の瞬間まで、猛虎打線を支えてくれよ!(撮影・甘利慈) 「京都スポーツの殿堂」という表彰がある。第1回(2010年)の受賞者は吉田義男さん。今牛若丸と称された偉大な阪神のレジェンドだ。背番号「23」は永久欠番でもある。
虎ソナが「郷土の誇りです。おめでとうございます」とお祝いを言ったら、ニッコリ笑って-。
「今回は私と一緒に衣笠(祥雄=元広島)が選ばれましたが、京都にはまだまだ『殿堂』にふさわしい人がおりますで。野村(克也=元南海など)もそうですな。『世界のスポーツ』という意味では、京都で一番ふさわしいのは釜本ですよ。私の高校の後輩です」
ワールドスポーツ、サッカーで世界にその名前を響き渡らせた、山城高の後輩でもある釜本さんのことを誇らしげに語ってくれたことを思い出した。
フランス野球の代表監督も務めた経験を持つ吉田さんは、いつも「世界」を意識していた。
「野球はもう中南米の選手の時代です。日本サッカーも強くなってきたから、新聞記者もスペイン語を勉強したらどうですか。これからはスペイン語が一番役に立ちまっせ。釜本氏もそう言ってましたわ」
吉田さんからせっかくのアドバイスを受けたが、チャレンジすらしなかった。すみません。
吉田さんの〝予言〟どおり、翌11年には釜本さんも殿堂入りしている。