この日の荘司はリーグ戦再開に向け、アメフトのボールを使ったトレーニングを行った(撮影・荒木孝雄) 交流戦はソフトバンクが6年ぶり9度目の優勝を飾り、セ・パ両リーグは27日にリーグ戦が再開する。活躍が期待される選手に迫る「キーマンを直撃」の第1弾は、ヤクルトのドラフト3位・荘司宏太投手(25)=セガサミー。デビューから12試合連続無失点の球団新人記録をつくるなど、14試合に登板して防御率0・60をマーク。プロ初失点を喫した17日の楽天戦(神宮)後の裏話や好きなアイドルグループの存在を明かした。(取材構成・樋口航)
――今季は14試合の全てに救援登板し、15回を投げて22奪三振、1失点で防御率0・60、6ホールド。4月27日の中日戦(バンテリンドーム)でプロ初登板から9試合連続無失点に抑え、球団の新人では1996年の石井弘寿の8試合を抜く新記録となった
「順調に一イニング一イニングを抑えられて記録を残せたのはうれしかったですけど、途中で離脱もしてしまった。そういう部分では、悔しさがあります」
グラブ側の右手を高く上げる荘司の独特な投球フォーム――グラブ側の右手を高く上げる独特な投球フォームから繰り出すチェンジアップを武器に好投していたが、コンディション不良のため5月8日に離脱し、6月14日に復帰。同17日の楽天戦(神宮)で初失点を喫し、連続試合無失点が12で途切れた
「表向きは冷静に見えていたかもしれないですけど、内心はかなり自分にいらついていた。(バント処理で)ミスをしてしまって、あそこでアウトを取っていれば内容も変わっただろうなと。些細なミスが失点につながってしまうのを再確認できた」
――周囲から、どんな言葉を掛けられたのか
「クラブハウスで 中継ぎの先輩たちに『シーズンは長いから、気にしていたら投げられなくなるぞ。気にするな』と。その日はすごくいらついたけど、次の日は気持ちを切り替えてできたと思います」
――そのいらだちをどうやって発散したのか
「(神宮までは)寮から伊藤琉偉が運転する車で一緒に来ているんですけど、あのときは車の中で思い切り歌って、それで(鬱憤を)吐き出していました」
――歌うことでのストレス発散は以前から
「社会人(セガサミー)時代もストレスがたまったら、よく歌っていました。寮の部屋でも隣に迷惑をかけないくらいの(声の)大きさで歌っていました」
――普段は何を歌う
「十八番は(シャ乱Qの)『シングルベッド』。ストレスを発散するときだと、最近は(『わたしの一番かわいいところ』が有名な)FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)や(『倍倍FIGHT!』でブレーク中の)CANDY TUNE(キャンディーチューン)とかですね。(友人らが歌っているときに)合いの手を入れるような感じですけど」