ヤクルトのドラフト1位・中村優斗(愛知工大)は、交流戦明けの戦いに期待が持てるピッチャーだと感じた。マウンドに立つと身長176センチ以上に大きく見えたし、風格が感じられた。プロ初の1軍登板で緊張しただろうが、自信を持って投げていた。真っすぐは速いし、変化球も力まずにもう少し操れるようになってくれば、もっと抑えられるようになるだろう。今後はスタミナ面の強化とプロの環境に慣れること、経験を積むことが必要になってくる。打者との駆け引きを学んでいけば、楽しみなピッチャーになる。
打線は徐々に形を作れるようになってきたが、やはり長打を多くは期待できない。打席では相手バッテリーの配球などを考えつつも、塁に出ること、つなぐこと、得点圏では一つでも先の塁にランナーを進めること…というふうに、場面ごとでシンプルに考えていけばいい。
今は内山が素直なバッティングで頑張っているし、オスナ、サンタナの前にいかにランナーをためられるかが得点力の向上につながる。山田にも頑張ってもらいたい。本人もいろいろ我慢しながら出場していると思うが、調子が上がってくれば得点にもつながる。体の切れを戻して、チームを引っ張ってほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)