試合前には元阪神・桧山進次郎氏(左)と元巨人・小笠原道大氏が打撃対決を行った=東京ドーム(撮影・今野顕) (セ・リーグ、巨人6-4阪神、9回戦、阪神7勝2敗、7日、東京D)岡本が故障離脱して、緊急事態の巨人の4番は吉川に。第92代目の4番打者らしい。
「第何代とか、マスコミが必死で数えるのは、内閣総理大臣と、大相撲の横綱と、巨人の4番打者だけでしょ」
かつて、異常なこの騒ぎっぷりを皮肉交じりに表現したのは歴史に残るスラッガー・清原和博だった。
かつてはONがいて、原辰徳がいて、松井秀喜がいた4番。巨人だからこそ、数えたくもなるのだろう。ただ、次々と増えるのは、ヨロシクないはず。
阪神も昨年、近本が4番を任されて、非常事態ムードが漂ったことがあった。その時、明らかになった事実がある。やっぱり4番はドッシリ、圧倒的存在感のある打者が座らないと、チームに勢いもつかない。
トラ番・渡辺洋次が報告してきた。
「東京ドームでも3番・森下、4番・佐藤輝が打席に入る瞬間の三塁側から左翼スタンドにかけての歓声はものすごいです。ホンモノの中軸打者の迫力ですね」
相手が及び腰になるような威圧感が、今の阪神の3、4番にはある。
ただ、巨人も伝統球団。大黒柱を欠いて、急きょの4番の打線でも、門別をKOした。満身創痍で東京ドームの阪神戦連敗を「5」で止めた。さすがだ。
いや、巨人をホメている場合ではないか。森下の4試合連続ホームラン。見ましたか? マジですごい。