九回、戦況を見つめる阪神・門別啓人=東京ドーム(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、巨人6ー4阪神、9回戦、阪神7勝2敗、7日、東京D)現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(77)は3回⅔を投げ、6失点降板の阪神・門別啓人投手(20)に言及した。
門別は剛速球で三振を取るタイプではない。決して速くない145キロ前後の真っすぐと変化球の緩急を駆使して、外角を丁寧に攻めて相手を打ち取る。その外角の球を生かすには、内角を攻める必要がある。いわゆる見せ球だ。門別は、その内角を攻める球があまりにも少なかった。これでは、いくら外角に素晴らしい球を投げても、打者は困らない。内に厳しく来ないから、巨人打線は決め打ちのように外の球にも踏み込んで対応していた。右打者のセンターから左方向へのヒットが多かったことが証明している。もう少し、というレベルではなく、もっともっと厳しい内角攻めが必要だ。今後の大きな課題だろう。梅野もベテランなのだから、バッテリー間でもう少し話し合っても良かったのではないか。