先週のヤクルトは村上が体調不良で離脱する中、若手の活躍もあって18―20日の中日戦(神宮)では3連勝した。中でも期待感が高まったのがD3位・沢井(中京大)の打撃だ。
左投げ左打ちの外野手で、2軍で既に17本塁打というパンチ力が魅力。守備もそれなりにこなせる。「6番・左翼」で初スタメンとなった18日は、二回に右手だけでスライダーをすくい上げ、右翼線への三塁打とした。
薄暮で相手の右翼手が打球を見失う幸運もあったが、1軍に上がってすぐ好結果を残した。ツキを持っているというのもプロの世界では大事な要素。今後も引き続きスタメンで使っていけば楽しみな存在になる。右打者は山田、サンタナ、オスナと長打力のある打者がそろう中、左打者は村上一人。沢井が加わることで打線に厚みが増す。
私の監督時代には稲葉、ペタジーニ、岩村と左の強打者が3枚そろっていた。足の速い1、2番と左右の強打者がそれぞれ2人以上打線に並べば、相手にとってはかなりの脅威となる。その意味で4番・村上、6番・沢井の並びは面白い。(サンケイスポーツ専属評論家)