平田ヘッドは今春2軍キャンプでこっそりOBを招き入れ、選手にアドバイスを送ってもらっていた OBさん、いらっしゃ~い! タイガース愛あふれる岡田監督が歓迎ムードを打ち出したという3面の記事、いかがでしたか? 昨日の当番デスクは、トラ番キャップ経験もある野下俊晴。自身の現場記者時代を振り返ってもらった。
「僕の担当時代の感覚からすれば当たり前。たとえばOBの八木(裕=サンケイスポーツ専属評論家、来季から日本ハム打撃コーチ)さんがグラウンドに降りて、打撃ケージの後ろから選手を視察したり、監督と談笑されたり。それが普通だったわけです。ようやく元の状態に戻りつつあるんだなという印象。明るい前向きな話題はいいですね」
その通り。OBがグラウンドに入れない状態こそが異常だった。言ってみれば〝鎖国〟。OB尊重の岡田構想は、日常に戻る正しい一歩だ。
コロナという見えない敵のせいで、現在でも厳しいルールが設けられて、規制が一気になくなるという状況でもない。岡田案の実現には、十分な準備は必要だろう。
実は岡田監督誕生で、タイガースOBはここ数年では最高に沸き上がった。何人ものOBが「岡田に会いたい」「岡田に声を掛けてやろう」と秋季キャンプに足を運ぼうとした。
ところが、球団は「大変申し訳ないんですが、直前に必ずPCR検査を受けてから、来てください」と平身低頭でお願いの繰り返し。すると、四国で野球教室をしてから、そのついでに安芸に寄ろうとしたOBは訪問を取りやめた。直前の検査をする場所や時間がないためだ。だから、「帰ってきた岡田」で、もっと多くのタテジマOBが駆け付けたであろうキャンプ地・安芸も、意外に寂しかったという。