「アレ、言っていいですか」。同じ〝アレ〟でも阪神・岡田監督とは全く違う。サッカーW杯カタール大会の1次リーグで日本代表がスペイン代表を撃破。2大会連続の決勝トーナメント進出を決めたのが12月2日のこと。絶体絶命から奇跡を起こし、DF長友が試合後、こう切り出し、「ブラボー」を連発した。心からの叫びだった。
スペイン戦に勝利し、堂安律(右)と写真におさまる長友佑都=ハリファ国際競技場(撮影・蔵賢斗)子供の頃から、私の身の回りには「野球」があった。それが自然だった。スポーツと言えば相撲とプロレスと野球だった。ここまでの人生は白球一筋とまでは言えないが、ここ数日、野球ファンでよかった、と痛感している。こんな事が許されるのか…さすがに、それはないやろ…の連続。何を今更と言うなかれ。プロ野球の世界では到底見られない〝サッカー文化〟に驚きの連続。手のひら返しがあれば、年配者への配慮に欠けるコメントも飛び出す。これが「サッカー」と言えば、それまでだが、日本代表の結果に対する過剰な反応に違和感しかない。だから余計に長友の喜びの表現が身に染みた。自身への批判、選手への誹謗中傷は森保監督に届いていた。ドイツに続いてスペインに勝利。試合後のコメントは「皆さんの応援のお陰で苦しい試合をモノにすることができた」。もっと言いたいことはあったはず。ホント、ブラボーだった。
11月27日の1次リーグ第2戦、日本はコスタリカに0ー1で敗れた。まさかの敗戦だった。シュート数は日本の14本に対し、4本。枠内は3本に対し、向こうはたった1本。その一撃が均衡を破られる後半36分の決勝点だった。23日のドイツ戦で歴史的勝利を挙げた時の絶賛の雨嵐とは打って変わって、ボロクソ。私の中で目を引いたのは、元日本代表が自身のYouTubeで発したコメントだった。