甲子園歴史館トークショーに出演し、ファンと記念写真におさまる阪神・湯浅京己=甲子園球場(撮影・水島啓輔) ゆくゆくは先発へ! 阪神・湯浅京己投手(23)が3日、甲子園歴史館が特別企画として開催したトークショーに出演。目標の選手に2年連続沢村賞のオリックス・山本由伸投手(24)の名前を挙げ、「自分もおいおい先発をやりたいと思っている」と明かした。来季の守護神候補はブルペンで結果を残し、将来は先発のマウンドを目指していく。
「先発」というワードが湯浅の口から飛び出すと、会場に集まった100人のファンから驚きの声が上がった。セットアッパー、守護神として活躍したその先は―。投手の憧れである先発のマウンドに立つことが将来的な目標であることを明かした。
「自分もおいおい先発をやりたいと思っている」
4年目の今季は主にセットアッパーとして59試合に登板し、2勝3敗43ホールド、防御率1・09。45ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手に輝き、飛躍の一年を過ごした。来季、岡田監督から守護神候補として期待されている中で、将来的な先発転向を希望したのには理由があった。
トークショーでは「自分のオリジナルなフォームでオリジナルなボールを投げたい」と理想を語ったうえで、目標の選手にはオリックスの山本由伸を挙げた。右腕の1学年上の山本は2年目の2018年に中継ぎとして54試合に登板し、1セーブ&32ホールドを挙げてブレーク。翌年から先発に転向し、8勝(6敗)をマークすると、昨季は18勝、今季も15勝を挙げるなど圧倒的な成績を残して2年連続で沢村賞を獲得した。
山本と同じように中継ぎで頭角を現し、先発投手として結果を残すというストーリーを、湯浅自身も描いている。「(山本さんは)中継ぎから先発にいって、あれだけタイトルも取られて、無双みたいなピッチングをしているので、見ていてすごいなと思う。あんなピッチングができたら、もっと楽しくなるだろうなと思う」。今季の終盤には矢野前監督にも将来的に先発希望であることを伝えていたことも明かし、その気持ちに噓偽りはない。
「(山本さんは)狙って三振を取ったりするところが本当にすごいと思うので、ああいうピッチャーになりたい」
まっさらなマウンドに立つ「先発・湯浅」の未来像を思い描きながら、まずはブルペンで結果を残し続ける。理想の自分に近づくために、腕を磨いていく。(織原祥平)