阪神・近本光司外野手(28)が3日、今オフのトレーニングにダンスを取り入れることを明かした。打撃面での来季の目標の一つに挙げるのが、シーズン200安打。達成すればプロ野球では史上7人目(8度目)、球団の日本選手では初となる大台突破に向けて、オフにしかできない取り組みで進化を目指す。
軽快なメロディーに合わせて体を目いっぱい動かし、汗を流す。5年目となる来季に向けて近本が今オフに取り組むのはダンス。全身運動で2023年へと前進だ。
「今年は筋肉に神経を通していく、筋肉をいままでと違う使い方をする、みたいな感じで(動く)。それを野球につなげていく。基本的に筋肉の使い方はダンスから取り入れる」
昨オフも鹿児島・沖永良部島での自主トレでバク宙に挑戦。驚異的なスピードで習得して身体能力の高さを示したが、今年も新たな動きを取り入れて進化を図る。すでにゴールデングラブ賞の表彰式と合わせて東京都内の施設に足を運び、〝ダンサー〟体験。「またどこかで行きたいなと思っている」と好感触を得ており、専門的な知識に耳を傾けることにも前向きだ。
ほかにも、列島がW杯カタール大会に熱狂するように近本もサッカーに興味を示す。その対象はアニメ化もされている人気サッカー漫画「アオアシ」だ。Jリーグのユースチームの選手が主人公で、周囲の状況を俯瞰で見る力を養うために首を左右に振りながらリフティングをする描写もあり「すごく参考になる」。トレーニング面でも視野を広く持って、多くの方法を取り込んでいく。
その先にあるのが「アレ」にもつながるシーズン200安打だ。昨オフも目標に掲げた数字だが、主に3番を任された今季は154安打で達成できず。だが、岡田監督が掲げる来季の1番構想にはまれば打席はより多く巡り、バットも積極的に振っていける。
「やっぱり200本までいけなかった。最多安打を取ろうというよりは、来年また200本打とうというのが大きい」
プロ野球ではイチロー(オリックス)、秋山(西武)ら6人(7度)が成し遂げたが、阪神ではマートンのみで日本選手は未達成。レジェンドたちと同じ高みを狙っていく。(須藤佳裕)