ベストナインとゴールデングラブ賞に意欲を示した梅野。正捕手として優勝に導き、W受賞を達成する(代表撮影) 阪神・梅野隆太郎捕手(31)が2日、西宮市内の球団事務所で契約を更改し、現状維持の年俸1億6000万円でサインした。3年契約の2年目となる来季に向けて「優勝キャッチャーが選ばれていることが多い」と、優勝をつかんでベストナインとゴールデングラブ賞の2冠に輝くことを宣言。岡田彰布監督(65)から正捕手に指名され、強い責任感も胸に若いチームをけん引していく。(金額は推定)
最大目標と定める「アレ」達成は、女房役としての力の証明になる。契約を更改して3年契約の2年目に向かう梅野が目指すのは、ゴールデングラブ賞とベストナインのW取り。優勝チームに名捕手あり、の体現だ。
「(両賞は)優勝キャッチャーが選ばれていることが多いので、そういう意味では文句のない賞を取っていきたい」
虎の歴史をひもとけばリーグ優勝を成し遂げた2003、05年に前監督の矢野輝弘(現燿大)がW受賞。セ界に目を向けても今季までのリーグ連覇を支えたヤクルト・中村が2年連続で2冠を手にしている。扇の要としての栄誉を手にするためにも、見なければいけない景色は明確。その先に、18~20年に輝いたGG賞、そして初となるベストナインはある。
「いつになったら『正捕手』といわれるのだろうな…と思いながら、もがきながら(やってきた)」
今季は坂本との併用で出場100試合にとどまったが、岡田新監督からはすでに来季の正捕手に指名を受けた。〝正捕手格〟からの格上げと受け取れば、湧きあがるのは強い責任感だ。さらに糸井が引退し、32歳で陽川とともに野手最年長となる。投手でも33歳シーズンを迎える西勇、二保が先頭とチーム自体が若いなか「いい意味でしっかり愛のムチをたたけるような、そういうのは大切かな」。頼もしく声で背中で、後輩たちを引っ張って高みを目指す。
「日本一というところの栄冠を手にしたい。チーム力を強くして、みんなで最高の笑顔で喜び合いたい。それだけです」
プロ入りから9年間、逃し続けた「アレ」のために全力を尽くす。虎の正捕手として、梅野が力を示すシーズンがやってくる。(須藤佳裕)