今季、阪神4年目を迎えるマルテ。同時期に所属したボーアやソラーテはすでに退団し、サンズも昨季限りでチームを去った。助っ人にしては珍しく、四球をもぎとるような打席が印象的で、昨季の四球数「74」はセ・リーグ4位。持ち前の〝粘り腰〟で打線を大いに助けてきた。
球団を通じた取材で自主トレを公開した際には「毎年考えているけれど、〝今の自分を超えられるように〟と毎日集中してプレーしていたよ。前の年の成績を上回るというのは毎年一つの目標になるからね」とシーズンにかける思いを明かした。その思考法からも志の高さを感じる。
その言葉通り、四球数だけをみても阪神1年目から「51」、「14」、「74」とアップしてきた。けがによる離脱も何度か経験し、「スピードという部分でも走り込みを多く取り入れて、1年間けがなく過ごせる身体の状態も作っている」という。豪快な打撃も兼ね備えつつ、〝土俵際〟で粘られるのは相手投手にとって最も嫌なはず。今季もボディーブローのように、じわじわとダメージを与える姿に期待したい。(新里公章)