自主トレを公開した中川はロングティーをする。おみくじは大吉だった 正月も三が日が過ぎ、編集局内も活気があふれてきた。何やら難しい顔で打ち合わせをしていたのが、この日が仕事始めの当番デスク野下俊晴。そばに置いてある彼のバッグをのぞいてみると、元日のサンスポが入っている。大みそかに自分が作った新聞を、まだ持ち歩いているとは…。
「正月はなかなか気が休まらなかったわ」とため息をつきながら「おみくじは引かないタイプなんや。なるようになると思っている人間だから」と話しながらも、年の瀬に〝天の声〟があったことを語り出した。
年越しを編集局内で過ごし、さぁ帰ろうとなったとき、できたてホヤホヤのサンスポが届いた。なんとなく紙面を見ていると「ラッキーアイテムはおみくじ」とあった。野下にしてみれば、見てはいけないものを見てしまったのかもしれない。初日の出を拝み、自宅近くの神社で「何年かぶりに」おみくじを引いた。
『親族にまで及ぶ災いを引き起こし、心配事が絶えない。我慢して去るのを待て』
不吉なメッセージにゾッとした。そして別の神社で引き直した。
『去らない冬はない。耐えて待て』
野下は学生時代に某神社で長いことアルバイトをしており、見かけによらず信心深い方だ。正月に会った母親に「覚悟しておいてくれ」と告げた。妻からは「お祓いしてもらえば?」と同情されたそうだ。「我慢の一年ということや」と何度も腕組みしながら虎番からの報告を聞き、本日の紙面を作り上げました。
最終面を彩っているのは三重・津市で汗を流したドラフト4位・前川右京外野手。取材した虎番・織原翔平も実は〝凶系〟だ。