12日、フリー打撃に投げた才木浩人=甲子園球場(撮影・甘利慈) 昨年11月に右肘の手術を受けた高卒5年目の才木浩人投手(23)が12日に甲子園で行われた秋季練習でフリー打撃に登板。この1年間、鳴尾浜でリハビリを続けてきた右腕が復活に向けて大きな一歩を踏み出した。
2年目の2018年には6勝(10敗)をマークしており、その実力と将来性は確か。また、取材時にも質問に対して的確に、はきはきと答えるその〝口ぶり〟に賢明さを感じたこともある。
2、3年前に記者が「何かゲン担ぎとか、ルーティンはある?」と聞くと「試合で投げる日は赤いパンツをはくようにしていますし、左手首には必ず青色のラバーバンドをつけたり…。色と人の感情の関係について書かれた本を読んだので、それを参考にしてそうするようにしているんです」と笑顔で答えてくれたこともあった。
平田勝男2軍監督と話す才木浩人=甲子園球場(撮影・甘利慈)また、まだ大ブーム直前だった人気漫画「鬼滅の刃」の存在を私に教えてくれたのも右腕だった。野球も、それ以外のことにも〝感度〟が高く、思慮深い選手だからこそ、けがから完全復活したら、いきなり支配下に戻って1軍でやってくれるのでは? と、そんな期待を抱いてしまう。(織原祥平)