2019.6.19 05:02

井岡、田中の“挑発”眼中になし!「日本でダラダラやるつもりはない」/BOX

井岡、田中の“挑発”眼中になし!「日本でダラダラやるつもりはない」/BOX

井岡(右)は左腕のタトゥーをテーピングで隠して登場。リング上では禁止されており、当日も一時的に消して臨む。左は対戦相手のパリクテ (撮影・田村亮介)

井岡(右)は左腕のタトゥーをテーピングで隠して登場。リング上では禁止されており、当日も一時的に消して臨む。左は対戦相手のパリクテ (撮影・田村亮介)【拡大】

 プロボクシング世界戦(19日、千葉・幕張メッセ)の前日計量が18日、東京都内のホテルで行われ、出場選手全員が一発クリアした。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦で日本男子初の世界4階級制覇を目指す同級2位の井岡一翔(30)=Reason大貴=はリミットより100グラム軽い52・0キロでパス。WBA世界ライトフライ級王者の京口紘人(25)=ワタナベ=も同じく100グラム軽い48・8キロだった。

 完全無視だった。前日計量を余裕でクリアした井岡は、表情ひとつ変えずに言い切った。

 「申し訳ないけど興味はない。国内の選手とやるために復帰したわけじゃないので」

 4階級制覇に挑む幕張メッセのリング。2年2カ月ぶりの国内での試合には、5階級制覇を究極の目標に掲げるWBO世界フライ級王者の田中恒成(24)=畑中=が視察に訪れる。世界最速タイの12戦目で3階級制覇に成功し、8月にV2戦を行う無敗王者は「やってみたい。話があればすぐに行く」と早ければ年末にも予定する4階級目のターゲットに井岡の名前を挙げていた。

 井岡の反応はクールだった。一昨年大みそかの引退表明を撤回し、昨年9月の現役復帰後の2試合はいずれも海外。今後もベースは海外に置く。「タイトルマッチを行えることに感謝はしているが、日本でダラダラやるつもりはない」。4階級制覇を達成しても、田中の挑戦を受ける意思はないことを強調した。

 「自己満足しかないが、好きなようにやるだけ。口ではなくパフォーマンスで示したい。だから明日は必ず勝つ」

 1-2の判定で敗れた昨年大みそかに続く王座決定戦の舞台。勝てば世界戦の勝利数で日本選手歴代単独最多の15勝となる。負ければ本当の引退もちらつく。田中の熱い視線を浴びながら、井岡がわが道を切り開く。 (臼杵孝志)

リミットの52・1キロでパスしたアストン・パリクテ(フィリピン)「減量は楽だった。試合がすごく楽しみ。チャンスがあればKOで勝ちたい」

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