落語家、立川志らく(55)が22日、コメンテーターを務めるTBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。中国で行われたマラソン大会で、中国の女子マラソン選手がゴール直前にボランティアスタッフから受け取った中国国旗を落としたことがネット上で物議を醸していることに言及した。
番組では中国選手が雨が降りしきるなかケニア選手と優勝争いをしていたこと、この大会の規定で「中国人選手が3位以内に入る場合、国旗を広げてゴールする」とされていたことや、中国の法律では、公の場で国旗を侮辱した場合、最大で禁錮3年の刑を科せられることがあることなどを解説。スタッフの強引な国旗の渡し方や、選手の「国旗が雨に濡れており、腕もこわばっていたので落としてしまいました」「(国旗を)受け取りたくありませんでした。レースに影響すると思ったので」とのコメントを紹介し、中国のネット上では「愛国心が足りない」「レースを邪魔され選手がかわいそう」と賛否の声が上がっていることに触れた。
これについて志らくは「昨日、たまたま新宿の紀伊国屋(ホール)で(東京オリンピック銅メダリストの)円谷幸吉選手の人生を描く芝居を見たんですけれども、国のために走って、そのプレッシャーで幸吉は『もう走れません』と言って自殺するわけですよ。オリンピックの選手って、結局は国を背負って戦ってるんだけども、でもそういう悲劇が日本で(あった)」と語り、「やっぱり(スポーツマンは)自分のために戦うべきですよ。その結果国がついてくるみたいな。『国のために、国のために』ってやるとそのプレッシャーは半端なものじゃない。そういう(円谷選手の)悲劇もあるくらいだから、やっぱり中国なんかも、本当は自分のためにやって、その結果、国(のため)ってなるのがスポーツとして正しいですよね」と意見を述べた。
さらに志らくは「これ(国旗)を落としたことによって禁錮何年だとかね、国を侮辱しているなんて言っちゃかわいそう」と選手を擁護。「どれだけ大変なのかって、最後ね。それ(国旗)がこんな雨に濡れて重たいんだから、みんながわかってあげないと」と話した。